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宇治で子育てをしてよかったねと、みんなが思える町にしたい。

設立趣意書


1. 趣 旨
1998年、はじめて宇治で活動をしていた子育てサークルのリーダーが出会う機会があり、さまざまな活動の悩みを語り合う中で、子育てサークルの横のつながりの必要性や、すべての人にとって「この町で子育てをして良かったね」といえるような支援の必要性を感じていたことを互いに確認し合いました。
そして、「孤独な子育てをしていたらしんどいかもしれない。けれども、皆が出会って・つながって・支えあったら、子育てが楽しくなるはず。そのために今できることからはじめていこうよ」という気持ちで、1999年4月に「宇治子育てを楽しむ会」を発足させ、下記の事業を行ってきました。
・子育てに関する情報誌の発行や、ホームページ、メール、ニュースレターを通じての情報発信
・誰もが気軽に集い、出会いが生まれる場づくり
・子育て中の親が自分自身に向きあう時間や場・リフレッシュできる保育付きの講座の開催
・子どもを預かる保育サポートの実施とその養成
・子育て期の女性のチャレンジ相談・支援
・子育て環境を整えるための調査・啓発・提言・委員会への参加など
・思春期・青年期を見据えた親子へのサポートや支援・勉強会の開催
・妊娠期からの心身のサポート
・産前産後の家庭支援
・その他、子育て中の親子を支えるための緊急に必要な支援
ある学者の方が、「虐待の予防と、子育て支援はコインの裏表」と言われていましたが、私達の活動は、当事者のしんどさを、社会全体の問題と考え、改善するために「楽しい事業」へと置き換え、その事業の充実により、多くの方の虐待の予防につながってきたと、参加をされた方からの感謝のメールなどから感じ取ることができました。
子育て支援においては、この「当事者性」をもった者が、行政や、専門家や、地域のいろいろな人たちと「協働」することにより、より必要な支援へとつながっていくものだと思います。
そのためには、組織としての運営基盤の強化が必要だと感じました。
発足10年目に向けて、私達の思いを継続するために、法人として事業を継続することを決意しました。

2. 申請に至るまでの経過
発足5年目頃から、法人化については関心をもち、学習をすすめてはおりましたが、皆子どもがまだ小さく、社会的な責任を持つことへの不安がありました。しかし、コアのメンバーの子どもも成長し、活動を支えてくれるようになりました。また、スタッフ自身が活動の中で成長し、当事者の視点で行う子育て支援者としての新しい職能として、社会に役立ちたいと考えるメンバーも増え、期がようやく熟したと感じることができ、話し合いの結果、法人化を進めることを決意いたしました。

平成20年1月11日

定款

特定非営利活動法人 子育てを楽しむ会 定款はこちらをご覧ください。